ICTプロデュースでは、「ビジネス創造ワークショップ」による商品(製品、サービス)開発をプロデュースしています。
企業が抱える課題を分析し、課題解決につながる技術や、今後注目される技術を、参加メンバーに紹介し、共有することで、アイデア出しが効率的に行えるワークショップをファシリテーションします。
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課題 | パッケージシステムを販売しており、現在のところ安定した売り上げがあるが、5~10年先を見据えた経営戦略を実施したい。 |
施策 | オンプレ型システムで売上を上げていたが、ライフサイクル分析を行った所、マーケットは安定期から衰退期に移行していることが分かった。また、SWOT分析で、競合他社のシェアが拡大していることも判明。社会インフラ分析から、5年後はクラウド化が60%を超えるとの判断から、3年後を目途に開発費を蓄え、クラウドシステムの開発を開始し、サービスを開始する事にした。これにより営業計画では、社内型システムを終息させ、クラウド型システムへの移行を促進することにより、競合他社に先駆けてクラウドサービスのシェアを拡大する経営戦略を立てることができた。 |
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課題 | 事業拡大(新しい技術への挑戦)を行いたい。 |
施策 | 施術を行う治療院に於いて、同じ症状であっても、治療期間が異なることがわかっている。そこで、AI技術により、施術の違いを抽出し、整合性のある治療に於いては、情報を共有できる仕組みを開発することにより、人の施術依存度を下げ、施術者を増やすことが出来、高い品質のサービスを提供することが出来るようになった。 |
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課題 | IoT関連メーカーとコラボレーションしたサービスを考えたい。 |
施策 | 不動産物件に於ける顧客満足度向上のため、空物件に、温度と音を感知するセンサーを設置し、24時間265日情報を収集ことにより、夜の音や、朝方の室内温度など細やかな情報をお客様に提案できるようになり、契約後のクレーム減少につながった。 |
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課題 | 研究開発を強化したい。 |
施策 | 人間の脳は、情報を記録する大脳と、その情報を取り出すための海馬があるが、大脳に記録された情報を広く深く取り出すための訓練を行うことにより、新しい情報が入ってきた時、ヒラメキが発生し、知恵が生まれる。これらの訓練をワークショップを通して繰り返し訓練することで研究開発が強化出来た。 |
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課題 | 陶器の販路を拡大したい。 |
施策 | 陶器の職人も高齢化が進み、後継者問題を抱えていた。ある職人の息子が陶器作りを承継するに当たり、陶器の他の活用方法について考えたところ、塗料を塗らずに焼くと液体がしみ込んで漏れることに興味を持ち、分析したところ、数ミクロンの穴が不純物を取り除くことが分かった。そこで、コーヒーフィルターとして使用すると、雑味やえぐみを抑え、コーヒー本来の「まろやかでコク深い」うま味を引き出すことが分かった。また、ペーパーフィルターや布を使わず、何度でも繰り返し使えるため、エコでもある。 コーヒーは、7割の人、特に女性が好きで、全体の6割が「ほぼ毎日飲む」と回答。日本は毎日飲む国として5位であり、日本以外にも市場があることがわかる。 このことより、素焼きにした陶器のコーヒーフィルターとして販路を拡大した。 |
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課題 | システム開発のスピードUPを図りたい。 |
施策 | 開発規約に従い開発を行っていたが、開発量の増大と開発期間の短縮の要求に対応するため、開発スピードアップを図ることとした。最も稼働のかかる製造工程に於いては、エビデンスの自動生成機能の導入、膨大な試験項目を消化するために、試験の自動化システムを導入することにした。開発規約を修正し、開発者に周知することにより、速やかに開発環境の改善に取り組むことができた。 |
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課題 | 製品品質を安定させるシステム開発を行いたい。 |
施策 | ISO9001に従ったシステム開発を行うため、ISO9001の規定とリンクさせた開発規約を作り、この開発規約をCMMに従い、最適化を行う事で開発環境の整理を進めることとした。その際、ISO9001との整合性を定期的にチェックしながら改版を行い、開発者に説明会を開催し、運用を行った。更に、プロジェクト間でクロスチェックできる仕組みを構築し、ISOへの理解と負担軽減、人材育成にもつなげた。更に、JQAの外部監査に於いても対応した。 |
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課題 | 開発者が代わっても安定したシステム開発が行えるようにした。 |
施策 | 業務規約の無い企業に於いて、開発規約運用委員を選出し、委員を中心に、現状行っている業務や、工夫している業務を文書化してもらう事により、個人レベルで工夫していた業務を標準化することができ、全体の効率化につながった。また、業務上の課題を随時出してもらい、定期的に改善活動を行う事により、規約をたたき台として改善施策が提案され、改善活動のスパイラルが回り始めた。 |
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