アグリビジネス・6次産業化に取り組む事業者様の経営発展に向けた支援を行い、スマート農業に向けたICTとIoTの導入による農業の生産性、加工、流通、販売の可能性をご提案します。
アグリビジネス支援
従来の農業の枠にとらわれず、農産物の直販や宅配など、新分野開拓やサービスの見直しを進めている農業法人様、異業種からの新規参入された企業様のサポートを行っています。
6次産業化支援
農林畜水産業の1次産業と、食品加工などの2次産業、流通やショップによる販売などの3次産業も併せて行う経営形態(6次産業)への取り組みを支援しております。
鹿児島県の6次産業化プランナーに選定され、6次産業化を促進している農家様や事業者様の経営戦略、加工・流通、加工商品の販路拡大、マーケティング、食品衛生の他、IT導入、IoT構築等を行っています。6次産業化をお考えの農家様や事業者様は、お気軽にお問い合せください。
農業は土づくりから
農業は、健康な土壌を維持し、土壌本来の力を発揮させ、病気に強い土壌、健康な土壌にして、病気にならない農作物を育てることが重要です。
弊社は、農水省の「みどりの食料システム戦略」を見据え、有機農業への取り組みを支援しています。
「みどりの食料システム戦略」とは
我が国の食料・農林水産業は、大規模自然災害・地球温暖化、生産者の減少等の生産基盤の脆弱化・地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの政策課題に直面しており、将来にわたって食料の安定供給を図るためには、災害や温暖化に強く、生産者の減少やポストコロナも見据えた農林水産行政を推進していく必要があります。 このような中、健康な食生活や持続的な生産・消費の活発化やESG投資市場の拡大に加え、諸外国でも環境や健康に関する戦略を策定するなどの動きが見られます。今後、このようなSDGsや環境を重視する国内外の動きが加速していくと見込まれる中、我が国の食料・農林水産業においてもこれらに的確に対応し、持続可能な食料システムを構築することが急務となっています。 このため、農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
スマート農業を実現するICTとIoT
スマート農業の推進は、農作業の自動化と、近未来的で、スマート(かっこいい)な仕事により、新規就農者の確保や栽培技術力の継承等が期待出来ます。
スマート農業を担うと期待されるIoT技術(携帯通信、MEC、AI、ロボット、自動運転)の中で、(特に私の強みでもある)携帯通信、MEC、AIについて、課題と施策をご紹介します。
携帯通信(4G、5G)
2020年3月以降、各キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au、その他)が5Gサービス開始を発表しています。5Gサービスが開始されれば、スマートホームによる家電のリモート管理や、車の自動運転、産業用ドローンによる物流の変化、遠隔医療(診断)、遠隔手術、また8K映像のスマホ視聴やVR等の立体映像など、様々なサービスが期待されています。
しかし、2020年3月以降、開始された5Gサービスは、首都圏から広がり、鹿児島県に於いては、2~3年後サービスインと言われています。また、5Gでは、基地局から端末間の通信速度が高速化する事は公表されていますが、例えば、北海道から鹿児島までのネットワーク回線に於いて、3GPPではバーチャルネットワークで、大容量転送を実現する仕様が公開されていますが、実際、物理ネットワークで、大容量転送を補償するだけのインフラの構築は遅れています。
更に、大容量の情報転送サービスが増えれば、ネットワーク回線がいっぱいになり、遅延の原因にもなります。
ネットワーク回線に於いて、遅延が発生する理由は、転送容量が小さいか、ベストエフォートによるデータ転送のため、回線利用者が増えれば、質全的に速度が遅くなってしまいます。
そもそも、初期のスマート農業に於いて、5Gの通信速度は必要ありません。この課題を解決するのが、プライベートLTEです。
プライベートLTEは、4Gネットワークを独自に構築するもので、回線利用者を特定でき、不特定多数の第三者が接続することはありません。スマート農業の初期サービスであれば、性能に問題無いと思われます。今後、サービスが高度化し、通信量が増えれば、5年後頃には、プライベートLTEと同等のサービスであるローカル5Gサービスが提供されることが予定されるため、ローカル5Gの活用を考えれば良いです。
MEC(Mobile Edge Computing)
MECは、データ転送の低遅延を実現するために、基地局の近くにサービス提供コンピュータを配置するもので、独自にエリア限定のネットワークを構築し、サービスを行うことが出来ます。
各キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)に於いて、4GサービスでのMECサービスは提供していません。
これを、プライベートLTEにて活用すれば、サービス提供コンピュータとの接続を考慮したインフラを構築することが可能です。
AI(Artificial Intelligence)
現在の多くのAIがディープラーニングによる処理が行われています。
ディープラーニングによるAIには、数十万件という膨大な基礎データが必要です。また、それぞれの農家ごとに、農業のやり方にノウハウがあり、そのノウハウが品質や生産性に影響しており、重要な要素です。 この個別のノウハウを、文字入力による情報登録することは、農家さんにとって負担が大きく、実践が難しいとされています。
基本的な農業ノウハウはAIで、個人のノウハウは、0ベースから蓄積させて、経営判断ツールであるBI/BA(Business Intelligence/ Business Analytics)によるソリューションが良いと考えます。情報入力は、音声入力を考慮する必要があります。
支援内容
支援の流れ | 観点 |
経営戦略の立案 | ヒアリングにより、現状の整理 |
中長期経営モデルの作成 | マーケティング分析や、IPランドスケープにより分析 |
経営戦略から事業目標への落とし込み | 具体的な作業や作業の輻輳状況を考慮 |
事業目標から具体的な施策への落とし込み | 施策はKGI/KPIにより進捗を確認 目標は大きく分けて「売上UP」「効率化施策」「品質向上」 |
補助金等の活用サポート | 必要に応じた補助金のご提案、申請サポート |
PDCA | 未達成項目は、必要に応じて見直しを行う |